Hashの要素をメソッドっぽく取得できるやつです。
ググってソースを見ていたら、改めて発見があったのでメモしておきます。
実装も非常にsimpleです。
#[]= と #[]rails/ordered_options.rb
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class OrderedOptions < Hash
alias_method :_get , :[] # preserve the original #[] method
protected :_get # make it protected
def []= (key, value)
super (key. to_sym, value)
end
def [] (key)
super (key. to_sym)
end
Hashを継承し、#[]= と #[] でsymbolを使って値のセットと取得を行うようにしています。
ちなみに、_get はパフォーマンス面で優位な元のHashの方を残しているようです。
method_missingを利用して、.でアクセスできるようにしています。
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def method_missing (name , * args)
name_string = + name . to_s
if name_string. chomp!("=" )
self [ name_string] = args. first
else
bangs = name_string. chomp!("!" )
if bangs
self [ name_string]. presence || raise (KeyError . new(": #{ name_string} is blank" ))
else
self [ name_string]
end
end
end
=のロジックはsimpleですが、!のロジックが一瞬分からなかったので、履歴を見て見ると
!付きでアクセスした場合、KeyError を発生させたい（そうすることで短くかけるケースがある）
ための実装のようでした。
Add bang version to OrderedOptions · rails/rails@e768c51
まぁ、分からんでもないが、この存在に気づいている人は少ないかもしれません。
String#+もうひとつ、よく分からない実装がありました。
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name_string = + name . to_s
この+は一体なんだろうと調べてみると、以下に記載がありました。String#+@ (Ruby 3.0.0 リファレンスマニュアル)
frozen textを考慮した実装のようで、frozen（immutable）な文字列が渡ってきても、chomp! するためにunfrozenな文字列として処理しているようです。
もう一つ便利な機能としては、同じファイルに記載されている、既存のhashをOrderedOptionsに変換するクラス。
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h = ActiveSupport :: InheritableOptions . new({ girl : 'Mary' , boy : 'John' })
という感じで利用できます。便利。
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class InheritableOptions < OrderedOptions
def initialize (parent = nil )
if parent. kind_of?(OrderedOptions )
# use the faster _get when dealing with OrderedOptions
super () { | h, k| parent. _get(k) }
elsif parent
super () { | h, k| parent[ k] }
else
super ()
end
end
ここで先述の、_getが利用されています。